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2011(Thu) 23:25

『short cut』

Diary

9月に観に行ったワンシーンワンカットの映画『浅草堂酔夢譚』。(こちら→
その舞台挨拶の際に監督さんが「若手に越えてもらう意味も込めて99分で納めました。ただ、三谷幸喜さんが100分越え作品を撮ってるそうで…。」とおっしゃっていたのを聞いて、興味が湧いていたのですが。
その三谷さんの作品『short cut』が先日wowowで放送され…。
『浅草堂~』を一緒に観に行ってくれたお友達と、事務所のパートさんのお手を借りまして、、、昨日ようやく『short cut』を観ることができました。

ってことで。
まぁざっくりとした感想でも。

(いや、実は数日前からチャレンジしてたんだけど。112分のワンシーンワンカットでしょ。けっこう長いのですよ。ネムネム病の私には、家で観るには根性要るのですよ。/笑)


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<あらすじ>
エリートサラリーマンの夫(中井貴一さん)と広告会社勤務の妻(鈴木京香さん)。お互い仕事が忙しく、すでに夫婦関係は冷め切っている。妻の祖父の葬儀の帰り、国道への近道(ショートカット)に山道に入り、迷う。お互いをののしり合う夫婦に妻の幼馴染(梶原善さん)が加わって…果てしない口げんかの末、徐々に二人の関係に変化が訪れる。


ひと言で言えば「山道を歩く(というか探検する?)夫婦の会話(口げんか)を延々と長まわしで撮っている、、、」だけの作品なのに。(ざっくり言いすぎ/爆)
なんだろ。
最初はちょっと退屈な雰囲気も漂っていたのだけれど(こら)、最後には「クスッ」と笑っていた。
面白かった。

主演のお2人、スゴイですね。
どっからどこまでが演技なのだろう?(全部演技ですか。)と思うほど自然体。
アップダウンのある山道を歩きながら、時には川にはまったり、お花畑に寝転んだり…全編アドリブにさえ感じられた。
台詞間違いのNG云々よりも、滑ったり転んだり…のNGはなかったのだろうか(そこ?)。
この2人次第では、この作品はもっと長くもなっただろうし、もしかしたら短めの作品になっていたのかもしれないなぁ。とも思うけど、演技派のお2人だから、きっとたぶん三谷さんの狙い通りに終わらせたんだろう。

カメラさんも大変だったと思う。足元悪い山道で、前から後ろから近くから遠くから撮り続けてるわけですし。
(山道にレール引いたりとか、予算次第で何とでも出来るんかな?その辺りはメイキングで流れたのかもしれませんが。)
長まわしの作品と分かっていたのに「あれ?カメラ、どっからどう移動した?どう動いた?」と気になった部分があって、途中で戻して確認してみたりもしたけど、はい、当たり前ですがカットはかかってませんでした(苦笑)。
これ、何も知らずに観ていたら、、、長まわし作品とは気づかなかったかもしれない。それくらい、目に飛び込んでくる映像に違和感がなかった。

登場人物のアクティブな動きに対して、カメラの動きがゆっくり目。
台詞を言っていない方の表情を追っていたり、ものすごく引きで撮ってたり、2人ともフレームアウトしていたり。
カメラが役者に近づくんじゃなくて、役者がカメラに寄ってきたり。
よくは分からんけど、、、カメラの配置が絶妙なんだろうか、、、。
登場人物が少なかったから、その分感情も追いやすくて…これが「観やすかった」一番の要因かも。
ただ、登場人物と一緒に感情が途切れることがないから、、、やっぱり疲れた(爆)。

『浅草堂~』は舞台で観てみたい、もしくはワンシーンワンカットに拘らずに観てみたいと思う作品だったけど、この『short cut』はまさに映像作品。
そんな印象でございました!


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